【火】の人ってどんな人?
キーワードは「人として」
英語ではcore-核-
季節では「夏」
時では「昼」
方角では「南」
太陽が盛んになる
「盛りの時」をあらわします。
「火」は
その働きが良好であれば
何ごとも明らかで
活発で意欲旺盛な人です。
植物では大いに茂る時
人の人生では、働き盛りの頃。
春の次には夏が来て
朝の次には昼が来る…というように
「the・人間」の木から
一歩進んだ働きをする「火」は
法則や応用力・言語力などに強く
様々なものを学び、応用し、
発展させる働きがあります。
「要するにこういう事だ」と
ものごとの理屈に強く
知恵は五行の中でピカイチです。
火の人は「なんでなんで病」
「〇〇とかけて 〇〇ととく」
「その心は…」
でおなじみのなぞかけですが
「その心」とは
その意味は?とかその理由は?
といった意味合いですが
「心」には意味が宿ります。
「火」は五臓では「心」
そのため「火」の人は
意味や理由を知りたがる傾向があり
些細なことでも
「ここに置いてね」と言われれば
「なんで?(なぜ?)」
「今日は無理なの」と言われれば
「なんで?(なぜ?)」
といったように
その意味や理由が分からないと
理解しにくい傾向があります。
その代わり
「一を聞いて十を知る」など
意味さえ分かれば
そこから応用して
いちいち言われなくても
いちいち教わらなくても
考えたり行動することが出来ます。
ただ、それも過ぎれば
「言い出したら聞かない」
「気になりだしたら進めない」
「腑に落ちないと認められない」
などなど…
性格がしつこい場合もあります。
火は「心・神・真・芯・・」
音が似てれば働きも似てることから
「心-しん-は神・真・芯・・」と同じ
火の人は
心に「しん」を持っています。
なのでその「しん」が強いと
たとえ世界中を敵に回しても平気
たった一人でも
心豊かに生きますが
例えば育った環境などで
その「しん」が育たなっかた場合
火の人は「心を病む」傾向があります。
ひとくちに心の病といっても
先述の「木」の場合は
自律神経が乱れが原因だったり
思春期や更年期にありがちな
ホルモンバランスの乱れからですが
火の場合は「心」を病むので
“治療”では治りません。
物事の本質・根源、
そして“意味”を探そうとするので
簡単に考えればいいものを
難しく考えてしまう傾向もあり
世知辛い今の世の中では
生きづらさを感じることもあるでしょう。
~五行色体表より~
五常は「礼」
・・・儀礼や礼節、作法
死者を弔う、神を祀るなど
「人が人として生きる」のが火の人です。
また「礼」とは
古くからの慣習や風習
ならわしといった意味もあります。
社会の流れや
環境によるルールには囚われず
物事の「真理」や「道理」
「人として」という事を一番に考えます。
「礼」ということからも
先祖を敬う・神を敬うなど
信心深い人も多く
とてもピュアな人ですが
芯にあるのは
「自身の思う道理や理屈」なので
凶作用が強まると
自分の理屈ばかり優先します。
悪い場合には
「自分が正しい」
「周りがバカばかり」…と
排他性が強まることもあり
そうなると
火の人は「孤独」なので
あまり自分の理屈を通さないように
注意が必要ですね。
五悪は「暑」
春から夏へと、暖かくなると
心身は活動しやすくなりますが
暑すぎると体がバテるように
気持ちが緩みすぎる場合もあります。
南国に働き者が少ないのはそのためで
心と体がお風呂上がりのようです。
五志は「喜」
「喜」とは
喜ぶとか楽しいとは
少し意味合いが異なって
「有り難い」という感情です。
例えば
寒い日にお風呂に入った瞬間や
美味しいものを食べた時など
「はぁ~~あったか~い」とか
「はぁ~美味しい~~」など
自然と手を合わせたくなるような
感謝するような感情です。
五常の「礼」とも繋がり
「喜」は自然や目に見えない働きに
感謝したり尊んだりする感情です。
「心」「礼」「喜」など
火は人の精神活動なのです。
陰陽の違い~十干のそれぞれ~
「火」
陽は・・・丙-ひのえ-
陰は・・・丁-ひのと-
順次upしていきます。
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