陰陽と右と左①-身近にある「左上右下」お内裏さまはどっちに座る?

社会人になりたての頃
改まった席での会食などで

「どこに座ろうか・・・」と
迷った経験ありますよね

上座・下座は
「左上右下」といわれ
左側が上座なんですね。

お生徒さんとの会食でも
気を使って下さいますが

私なんて飲めれば別にどこでも
なんなら上がり框でもいいぐらいです

さて、この「左上右下」
陰陽によるものです。

「陽」-太陽・南・夏・昼・火
「陰」-月・北・冬・夜・水

古来より「天子は南面す」とされ
皇帝は北を背にし
南を向いて座りました。

天子からみて
太陽が昇り進む東側…
左が上位とし

太陽が沈んでいく西側…
右を下位としました。

なので左大臣と右大臣では
左大臣の方が位が高いんですよ

雛飾りだとお内裏さま(天皇)から見て
左が上位、右が下位です。

ちなみに、本来の配置では
お内裏さまが左(向かって右)
お雛様が右(向かって左)です。

ですが明治以降は西洋式を取り入れ
右(向かって左)が上位とされました。

さすが京都の雛飾りは
今でも「左上右下」が多いそうですね。

舞台でも
左が上手(かみて)
右が下手(しもて)です。

ところで
この陰陽と左右について

「陰が左」「陽が右」と
逆にしている情報がありますが

そもそも陰陽と左右の根拠

「火()足(て 上へあがる」

「水(ず)極(わ)まって 下へさがる」
この自然の摂理が元です。

色んな立場の人が
それぞれの解釈をしていますが

太陽は東から昇る・・・
これは
宇宙がひっくり返りでもしないと
決して変わらない自然の摂理なのです。


【陰陽と右と左②-右回りと左回り体をさするのはどっちがいい?】


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