先日、コメンテーターなどでも知られる、
精神科医の名越康文先生の講演会に行きました
そういえば以前、名越先生が著書か何かで、
「人の脳は主語を理解しない」と仰っていました。
これは、例えば「あいつなんか不幸になれ!」と人を恨んでも、
自分の脳は「不幸になれ」としか
理解しないそうなのです。
「あいつなんか死んでしまえ」
「あんなやつ失敗すればいい」
「あんな人はバチが当たればいい」
例えどんな背景があったとしても、
そんな風に心で思うと、
自分自身が「死・失敗・罰」の渦に
飲み込まれてしまうんですね
そしてこれは、
占いでも同じような事がいえます。
生年月日時による五行バランスで
剋気が強い人というのは、
「やられた感」「言われた感」を
強く持つ傾向があります。
剋気とは、「犠牲や我慢」をもたらす働きですから、
これが弱い人なら“スルー”するような事も、
強い人だと犠牲感を強く持ってしまうのです。
職場や学校での“イジメ”の相談も多くありますが、
そのほか人間関係においても、
被害を被る人というのは、
たいてい剋気の強い人です。
被害にあう運勢・・・
なのではなく、
自分で自分を被害者にしてしまうのです。
人から何かされた時、、
剋気のない人なら、反撃したり、
なんなら逆ギレでもして
結局は加害者になるのですが、
剋気が強いと、「やられた」「言われた」と
被害者になってしまいます。
そして相手を嫌ったり、恨んだりして
自分が苦しくなるのです。
それに、加害者は“自分が攻撃した”のですから、
謝ることができます。
ですが、被害者は「やられた」訳ですから、
謝ることは出来ません。
あくまでも謝って欲しい側です。
「人を呪わば穴二つ」と言いますが、
本当は、穴は一つなのでは?
呪われた側の“加害者”は、
自分がした事に気付いてないかもしれませんし、
または、「悪いことをした」と反省して、
とっくに終わった話・・・
晴々した気持ちかもしれません。
呪った側は「やられた、言われた」の被害者ですから、
自分は「悪くない」ので謝ることもできず、
苦しみから逃れる事はできないのです。
もし今、「ひどい目にあっている」という人は、
自ら被害者になってないか、
少し考えてみてはいかがでしょうか
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