占い 悩み「多忙は怠惰の隠れみの」-忙しいからと後回しにしてませんか?

以前、読んだ本に
「多忙は怠惰の隠れみの」という言葉がありました。

忙しくしている時というのは、
目の前の問題がたくさんあるからで、
それを解決していけば、達成感や充実感があります。

ですがその分“見落としてしまうものもある”
大きな視野や、人の感情、将来のこと・・
自分の気持ちだってそうです。

そんな、すぐには役に立たないけれど、
でも、とても大切なものを
「忙しい」「忙しい」と、
後回しにしてはいないでしょうか・・・

面倒なことは考えたくない、
難しいことはよく分からない、
まぁ、なんとかなるだろう、
そんな風に、大切なことを「忙しさ」で紛らわす

これを「多忙は怠惰の隠れみの」と言うのですね。

相談にいらっしゃる方にも、
これは多く見うけられます。

例えば子育てです。
子育てをしていれば、まるで毎日が追われているようで、
ゆっくり考える時間なんてないでしょう。

ですが子供の将来のこと、適性や適職など、
本当は落ち着いて考えないといけない事もあります。

ですが、
「毎日そんなどころじゃないのよ」と、
勢いだけで過ごしてませんか?

そうして考えなくても何とかなるのが、
“皆と同じ”にする事なんです。

ニートや引きこもりの相談を受けると、
一番それを思います。

とりあえず塾に行かせておけば・・
なにか習い事をさせておけば・・

そんな風に、「よく分からない」けれど、
「みんなそう」なら安心するのです。

それの極めつけが大学です。
お母さんに「この子は大学で一体何を学ぶんですか」と
尋ねる時があります。

教師になりたいから教育学部に進むとか、
医者になりたいから医学部に進むとか、
大学とは本来、自分が進みたいものの専門知識を学ぶところです。

ですが今は、なんだかよく分からない学部で、
そして就活は業種も職種も手当たりしだいです。

それでうまくいく「一般人タイプ」の子供ならいいですが、
「その道のプロタイプ」だと、必ず社会に出てつまづきます。

これは、「大学さえ出せば子育てをした事になる」という、
親の怠慢だとは思いませんか?

夫婦関係でもそうですね、伝えたり、謝ったり、譲ったり、
お互いを分かり合う努力を、忙しさでごまかしていませんか?

勢いまかせで暮らしてきて、ふと我に返った時、
はじめて見落としてきたものに気付くものです。

ですがその時には、もう相手の心が離れていたり、
自分自身も何をしていいか分からず呆然としたり、

「一生懸命に頑張ってきたのに・・」と
相談に来られる方も少なくありません。

多忙は怠惰の隠れみの
皆さまも毎日が大変でしょうけど、
ちょっと時間をつくって、
のんびり考えてみてはいかがですか


あわせてどうぞ
→【4つのタイプと子供の適職】


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