東洋思想とは
東洋医学や東洋占術
これらの元となる東洋思想は
陰陽五行からなる
自然の法則を説いたものです。
朝昼夕夜や春夏秋冬
私たちを取り巻く自然の巡りは
日々刻々と変化はするけれど、
冬を越せばまた春が来るように
同じように巡り続ける
自然の法則があります。
「小天地」と呼ばれる
私たちの心と身体も
そして、その私たちが営む
人生も、社会も・・
この世界の大元には、
太古の昔から続く
決して変わらない法則があるのです。
西洋思想と東洋思想の違い
西洋思想と東洋思想の違いをいえば
あれもこれもと、キリがありませんが、
一番わかり易いものは
医学の違いじゃないかと思います。
例えば
血液検査の数値だとか
レントゲンでどうだとか
目に見える部分を観察・分析し
そこをピンポイントで治すのが
西洋医学です。
それに対して、
そのそも何故この病気になったのか?
体全体を診て判断し治すのが
東洋医学です。
そのため、腰痛の治療をしたのに
生理痛や目まで良くなったなど、
体全体が良くなる事もあります。
西洋医学なら、整形外科に婦人科に眼科・・
ということになってしまいますね😅
とはいえ、もちろんどちらが正しい
という訳でもありません。
ぎっくり腰で動けない時に、
漢方薬を飲んで、炎症を抑えて~
血流を良くして~、
緊張をほぐして~・・・なんて😰
のんびりしていられません。
たとえ体に毒とわかっていても、
ピンポイントにブロック注射でも打って
まずは痛みを抑えることも必要です。
その上で、安静にして東洋的治療で
元から治していくのが理想ですよね😊
今は西洋思想の時代
学校でのお勉強にしても、
会社の体質にしても、
社会の形にしても、
今は西洋思想がメインです。
もちろんそれが悪いわけではなく、
ピンポイントに何かを講じるのは
スピーディーでもありますし、
分かりやすい面もあります。
ですが、先ほどの治療と同じように
全体を見ず・・見えず・・
目の前のことや
目に見えることに、
囚われがちでもあります。
目先の問題に向き合い過ぎると
そもそも何が問題なのか
分からなくなります。
枯れた葉っぱを切ったり
枯れたところに薬を塗ったり
「なぜ枯れるんだろう?」と
葉っぱとにらめっこしてますが、
ちょっと💦ちょっと💦
全体を見て下さい
根っこがエライことになってますよ😱
というのが、西洋思想の弱点です。
誰でも心当たりはあるのではないでしょうか?
例えば会社・・
問題が起きるたびに
マニュアルばかりが増えていき
枝葉を辿るばかりで根本が改善されない。
例えば食事・・
ビタミンB群がどうだとか
亜鉛も葉酸もと、
栄養素にはこだわるけれど
全部コンビニ弁当で・・
そういえば💡何年か前に、
変な給食が問題になってましたね💦
栄養素量やカロリーに気を取られ、
ラーメンとドーナツでしたっけ😰
これは「命を頂く」とは言えません。
例えば子育て・・
例えば夫婦・・
こんな風に今の私たちは、
1つ1つに気を取られ
「そもそも」という根っこや
全体を見失いかけています。
そしてこの全体というのが
東洋思想の原点なのです。
この全体というのは
一つのものの全体象
というだけではありません。
人も花も季節も社会も
全部ひっくるめた全体
という意味でもあります。
どんなものにも、
必ず自然の法則がある
これが東洋思想なのです。
時代が変わる時
五行のお話になりますが、
今の日本は「金」の時代にあります。
「金」とは
季節では秋
時では夕
方角では西
もうカラスがお山に帰る時
人の人生では中高年あたりです。
また、「金」は従革といわれ
型にはまる、枠に従う
治世では力を発揮しますが、
悪いとまるでロボットのように、
プログラミングされた事だけに従います。
マニュアルがないと動けない・・
というのがまさしく「金」なのです。
さて、「春夏秋冬」「朝昼夕夜」と
季節や時が巡るのと同じ様に、
時代も必ず移り変わります。
「金」の次には、
必ず「水」の時代がやってきます。
「金」の枠がどんどん窮屈になり、
しまいに弾ける・・
「水」とは乱世の世であり、
革新のときでもあります。
歴史では幕末の動乱期や
戦時中の混乱期がそうです。
そういえば、
江戸の暮らしを書いた本に、
将軍や大名について、
面白い事が書いてありました。
江戸も後期になると、
すべてが形骸化され、
たとえバカ殿でも
政を行えたそうで、
「よきに計らえ」
「そうせい」
「大義」・・この3つの言葉で、
形式的に了解するだけ
また、家来たちも
細かくランク分けされ、
挨拶の仕方にも、
細かいルールがあったそう
たとえば下級武士の場合・・
中級武士に対しては
膝の上まで手を下げてお辞儀
上級武士に対しては
膝の下まで深~く手を下げてお辞儀
足軽にいたっては・・
上級武士に対しては、庭に飛び降り
地面に両手をついてお辞儀
中級武士に対しては、
片隅に寄り座ってお辞儀・・・
とまぁ、お辞儀のパターンだけでも
48種類もあったとか
そしてこの著者は、
こう締めくくっています。
「こんな形ばかりの
バカバカしいことをしていると
どうなるのか・・
それは歴史が証明しています・・」
徳川幕府の世が治世を通り越し
収縮が極まりバァーンッ💥
どんな時代も社会も、
始まって→大きく栄え→
収縮に向かい→そして終わる(変わる)
必ずこの巡りがあるのです。
これからは東洋思想の時代
続きは後ほど・・・
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