昨日29日は「土用の丑の日」でしたが、
皆さま鰻は召し上がりましたか
「土用」といえば、夏の土用が有名ですが、
本当は年に4回あります。
立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を「土用」といい、
五行では「土」が支配します。
前回の記事→「私たちの中の天地陰陽」でも
情緒について触れましたが、
情緒とは自然によって培われるものです。
青い空をみて晴れやかな気持ちになったり、
沈んでいく太陽を見て寂しくなったり、
枯れた木々を見て気持ちが沈んだり、
私たちの心と体は、そんな自然の移り変わりに、
大きく影響されているのです。
開放的で活動的な「夏」から、
急に「秋」を迎えたら・・・
心と体はそれについていけず、
変調をきたします。
すると、
他の季節も同じです。
例えば「冬」から準備もなく「春」を迎えると、
五臓-肝が傷つき
五変-握(緊張して)
五志-怒(イライラ)するのです。
土の五季「土用」とは、
そんな季節の間の安定剤なのです。
下図をご覧下さい、
「木の春・火の夏・金の秋・水の冬」の四季の中心に、
土の土用があります。
また下図は人体の五行図ですが
同じように「木の肝・火の心・金の肺・水の腎」の中心に、
土の五臓「脾」があります。
(※「脾」とは現在の脾臓ではなく、口から肛門までの一本の管、消化器系をいいます)
「土」は五行の中心
他の四気「木火金水」の旺衰による、
心と体の変調を防ぎ、安定をもたらしてくれるのです。
ですから、季節の変わり目に弱い人や、
情緒が不安定な人というのは、
必ず「土」が弱く、そして胃腸が弱い人です。
食の細い人も多いようですね。
(逆に過食傾向の人もいます)
ちなみに私も胃腸が弱いです
「土」が強いか弱いかは、簡単に判断できます。
土の五蓄は「牛」ですので、
牛肉をガッツリ食べられる人は、
「土」が強く胃腸が丈夫です
昔から「食力」と言われるように、
食べる(食べられる)ことが、
心と体の安定につながるんです
立秋まであと1週間・・・
私も、暑いからとビールばかり飲んでいてはダメですね
反省です…
そうそう「土」の五竅は「口」です。
口や口の周りに吹き出物が出来るのは、
「土」の乱れ、胃腸の疲れのサインです。
ぜひこの土用は、刺激の強いものや、冷たいものの飲食を控え、
迎える秋に備えて、胃腸を労って下さいね。
でないと・・・
秋に寂しさに打ちひしがれるかもしれませんよ~チーン…
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