2022年「壬寅」の年-兆しを感じた人にだけ春が来る

昔から
「暑さ寒さも彼岸まで」
そう言われてきた通り

もうすっかり春ですね。

2月4日の立春は
光の春
とされ

春が芽生えたとき
春の兆しの時です。

そして本格的に
春が訪れるのが
お彼岸の頃
春分の日からなのです。

今年の干支は「寅」

さて、コロナ禍に始まり
先日の地震などなど…

なにかと不安定な日々が
続いていますが

今年の干支の「寅」
五行では「木」
季節では春をあらわします。

そのため世間では
今年は春がやってくるとか
新しい時代が始まるとか・・

そんな情報が多いですが

それは間違いというか
まだちょっと早いようです。

まず干支(えと)というと
皆さん「寅」とか「卯」など
十二支をいいますが

本来の干支とは
「干」と「支」

「十干」と「十二支」のセットを言います。

十干・十二支については
ここで詳しくは説明しませんが

十個の「干」
十二個の「支」

それを組み合わせて
年月日時をあらわしています。

「今年の干支」
正確には
壬寅(みずのえ・とら)なのです。

「孕-はらむ」を意味する「壬」

まず十干の壬ですが

「壬」の漢字は
中心が膨らんだ
糸巻きの象形文字で

種が膨らんできた
芽生えの準備を意味します。

また、「壬」に「女」を足すと
妊娠の「妊」

子を宿す、膨らむの意味で
まだ生まれてはいません。

夜明け前をあらわす「寅」

「寅」は季節では春ですが
春とはいっても
月では2月です。

2月4日が立春でしたが
そこで春が立つ、春の兆しです。

そして「寅」の時間
午前3時~5時

東雲(しののめ)と呼ばれる
まだ太陽が出るまえ

暗闇の空に薄明かりが
広がってきた頃です。

さて、このように
壬寅の年というのは

まだ夜明け前
兆しの状態です。

ですから
まだまだ「明るくなる」
というには早いですね。

来年「癸卯」の年で一巡

「癸」は
4枚の刃が回転する様子を
あらわした象形文字で

十干の最後にあり
一巡したことを意味します。

十二支の「卯」は
季節では3月
時間では5時~7時

やっと暖かさや明るさを
感じられるようになる頃
です。

そして本格的に動き出すのは
まだその先・・となりますが
それはまたのお話で 🙂

ということで

今年はまだまだ
やっと兆しが出る頃…

とはいえ
その兆しを敏感に感じて
間違った選択をしないように!

今年の過ごし方で
来年の「一巡が終わる年」に

終わってしまう人
先に繋げられる人とが

選別されるのですよ。

 

※干支が表す時間や月は
0時0分~とか
1日~という訳ではありません。


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