天地陰陽と開運「気持ちなんて“あやふや”なもの」自分の心を 手に持つことなんて出来ない

東洋思想には
「天地人」という概念があります。

「天」とは、
目に見えない働きや、
エネルギーなどを意味し、

「地」とは、
目に見えるもの
物質を意味します。

そして「人」とは、
もちろん私たちのことです。

この世界は、
「天」である“目に見えない働き”と、
「地」である“目に見える物”から成り立っているのです。

私たち自身も、
目に見えない精神と、
目に見える肉体から成っており、

人が「小天地」と言われるのもそのためです。

そして、いま私たちが暮らしている
この世界は「地」です。

「地」で肉体をもって生きているのです。

どんな相談でも
「気持ち」を訴える方が多くいます。

自分が納得できない、譲れない、やりがい、喜び、苦しみ、、、
自分が抱える様々な想いは、
もちろん確かに存在するものですが、

気持ちほど“あやふや”なものはありません。

どんなに想っても、
気持ちなんてゆーのは
“自分が勝手に思っているだけ”で、
匂いのようにいつかは消えてしまいます。

「地」で生きる為には、
物質である「肉体」がまず大切です。

気持ちも大切ではありますが、
残念ながら気持ちだけで
ご飯は食べられないのです。

中国の仙人のように、
霞を食べて生きていけるなら別ですけどね

気持ちがいくら「行くもんか!」と決心しても、
歩けば勝手に進みます
あたりまえ体操です

たいていの人は、
気持ちがクリアになるまでは
“何も始まらない”と誤解しています。

ですが何度も言うように、
気持ちほど不確かなものはありません。

気持ちを引きずったままでも、
地=環境=目に見える物を変えていった方が確かなのです。
失恋をした女性が髪を切るのも、
そういう事ですね。

少し前に「断捨離」というのが流行りましたが、
もちろん物欲にまみれて生きるのは愚かなことですが、
物が無いことが=良いことではありません。

地で生きるには物ほど確かなものはないからです。
世間では、メンタルヘルス、メンタルケア、メンタルトレーニングなど、、、
なにかと精神面が重要視されていますが、

見えない心をどうこうするなんて、
まるで空をつかむようなもの・・・

あなただって、いま自分の心を
手に持つことなんて出来ないでしょう?

気持ちほど、不確かなクセに
私たちを翻弄するものはありません。

もし今“なんとかしたい気持ち”があるのなら、
べつに気持ちはそのままで、

何か“目に見える物”を変えてみて下さい。
例えば髪をバッサリ切ってみる。
部屋のインテリアを変えてみる。

たとえ嫌々でも歩けば痩せます。
見た目が変われば、
気持ちだって変わります。

気持ちだけで悶々とせず、
目に見える形で何かを変えれば、
おのずと開けていくものなんですよ。


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