どれが良いも悪いもありませんが、
人には持って生まれたタイプがあります。
今回は、経営者の方々から寄せられる相談で
「後継者を育てる」について、
大きく3つのタイプをお話したいと思います
経営者の3つのタイプとは?
「一代運」「初代運」「跡取り運」です。
これを戦国武将で例えると・・・
「一代運」は織田信長
「初代運」は豊臣秀吉
「跡取り運」は徳川家康になります。
自分が一番、信長タイプ
「一代運」は、一代限りの運です。
これはアスリートやアーティストなどにも多く、
戦国武将では「織田信長」タイプです
自分の才能や技術などで生きる人で、
それが「結果」人々を惹きつけたり、
金銭に繋がったりするわけですが、
基本は自己満足の世界です。
町の社長さん、秀吉タイプ
次に「初代運」は、経営者や商売人に多く、
人・もの・お金を扱うことに長け
「人たらし」と呼ばれた秀吉にピッタリです
自分がボス、ワンマン経営のタイプで、
起業して会社を大きくした・・
町の会社の社長、店のオーナー
といったイメージです。
これも、あくまでも本人の商才や
人としての魅力、行動力などによるものです。
組織を管理、家康タイプ
そして「跡取り運」です。
跡取りとは自分が取るだけでなく、
「跡を取らせる」ことも含みます。
これは、自分自身が目立ったり、
成り上がったりするのではなく、
組織を管理し、運営していく能力です。
企業の中で出世するのもこのタイプで、
経営者でも、自分の手柄や功績ではなく、
部下や周りが動くことで会社が動く。
これは、受け身のタイプでもあります。
後継者が育たないタイプは?
さて、上記の3つのタイプで、
いちばん後継者が育たないのは、
⇒「信長タイプ」です。
自分が自分の為に頑張るタイプなので、
口では「跡取りを・・・」と言っていたとしても、
本当のところは、あまり頭にありません。
それに、カリスマ性はその人のもので、
誰にも丸ごとマネは出来ないのです。
次に、後継者が育たないのは、
⇒「秀吉タイプ」です。
相談に来られる方にも一番多いタイプで
「信長タイプ」と同様、
創業者なり社長なり
その人に人望がありヤリ手だった訳で、
これも丸々マネしようとしても
出来るものではありません。
そして、後継者に恵まれるのが
⇒「家康タイプ」です。
お分かりだと思いますが、
何はともあれ、我慢・忍耐。
自分が目立つのではなく、
維持することを考えたからでしょう。
「秀吉タイプ」が後継者を育てるには?
まず「信長タイプ」は
もう後継者を育てるより、
太く短くカッコよく生きて下さい😘
「家康タイプ」は
はい..何も問題ありません✋
では、相談にも多い
「秀吉タイプ」の場合は・・・
まず、五行の巡りとは、
季節や時間といった
自然の巡りだけでなく
社会の流れや、
ものの盛衰も表しています。
春・夏・秋・冬という
季節の巡りは、
会社でいえば
黎明期・発展期・成熟期・衰退期
秀吉タイプの創業者というのは
黎明~発展期に力を発揮するタイプで、
次の成熟期には適しません。
ですが自分も、そして周りも、
その偉業を追い求めるものですから、
しっくり来ないのです。
以前、相談に来られた方の話ですが、
大阪で会社を経営する
社長さんと、その奥さん、
そして跡取りの息子さん、
3人で相談に来られました。
色々と話しを伺ううちに、
社長さんと息子さんが
「お前は甘い!」
「いやいや親父は古い!」と
ヒートアップしてきたのですが💦
(あの家具屋姫みたいですね😓)
まぁ、社長さんは
ザ・昭和の社長という感じで、
本当にヤリ手でここまで会社を
大きくされたのでしょうが、
五行の巡りを説明し、
息子さんのタイプも説明し、
成熟期に入った今は
息子さんのやり方が正しいと
納得してもらえました😅
適材適所と言われますが、
もっと大きく見れば、
適材適期というのもあります。
そして、そういう目で周りを見れば、
今もすでに適材適期の息子さんや
社員さんが必ずいるのです。
秀吉タイプの創業者は、
自分の偉業は過去の栄光とし、
早く次にバトンタッチする・・
これが後継者を育てる秘訣ですね😊
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