四柱推命には
変通星や通変と呼ばれる星があり
「劫財」はその一つです。
加えて
十二補星や補運と言われる星があり
「帝旺」はその一つです。
この2つが合わさった
「劫財-帝旺」については
ネットでも多く検索され
「私は劫財-帝旺だから・・」
「劫財-帝旺と言われた・・」など
どちらかと言うと
ネガティブなイメージがある
組み合わせのようですが…
さて、この「劫財-帝旺」とは
そもそも何なのでしょう。
そんなに悪いものなのか?
ここでは「劫財-帝旺」の
本当の意味を伝えたいと思います。
「劫財」については
↓コチラの記事をお読み下さい。
⇒四柱推命「劫財-ごうざい-」1番のウソ-「劫財」の本当の性格は?
十二補星や補運とは我が身の状態を表す
※我が身とは日干・日主とも呼びます。
十二補星(補運)とは
長生~養まで12個あり
人の一生になぞらえています。
長生(ちょうせい)
沐浴(もくよく)
冠帯(かんたい)
建禄(けんろく)
帝旺(ていおう)
衰(すい)
病(びょう)
死(し)
墓(ぼ)
絶(ぜつ)
胎(たい)
養(よう)
そしてそれぞれに意味があり
例えば
「胎」なら胎児とされ
これから育っていくことから
可能性が広がっているとか
「養」なら養うの意味から
誰かに助けられるとか
引き立て運があるとか
「帝旺」なら王様とされ
カリスマ性があるとか
男の星なので女性は凶とか
まぁ、様々なことが言われていますが
「これらは全くの間違い」です。
十二補星(補運)とは
すご~く簡単に言えば
我が身が置かれている
季節や時間の影響です。
下図(※注)にあるように
我が身と十二支が交わるところが
十二補星(補運)となります。
十二支というのは
月(季節)や時間を表しており
我が身が丁(陰火)だとしましょう
五行の「火」というのは
季節では夏
時では昼を表します。
その「火」の人が、
実際に生まれた季節も夏(巳か午)なら
それは勢いがあると言うことです。
例えるなら
火=夏に咲く花が
実際にいる場所も夏
それは元気いっぱい咲くでしょう。
ですが
火=夏に咲く花が
実際にいる場所が冬(亥・子)だと
元気いっぱいに咲けますか?
十二補星(補運)というのは
本来これを言いたかったのです。
我が身が「金(庚・辛)」なら
それは秋や夕方です。
でも生まれ月が真夏だと
暑さでしおれてしまいます。
朝に咲く朝顔
夜に咲く月見草
そんな我が身という花と
実際の時間や季節
それを胎~絶という言葉で表したもの
それが十二補星(補運)なのです。
「劫財-帝旺」とは?どう生きればいい?
「劫財」とは
我が身と陰陽が逆
「帝旺」とは
我が身の五行が
それに合う季節や時間に生まれた。
そんな「劫財-帝旺」の組み合わせは
たしかに強くて勢いがある状態ですが、
だからなんなんだ
という話です。
花が咲く前には
しっかり肥料を与えるように
運動をして体力をつけ
しっかり食べて栄養を養う
そうして勢いに負けない
心身を作れば最強という訳なのです。
決して偉大な経営者でも
傲慢でも、自信家でも
男運が悪いわけでも…
世間で言われる「劫財-帝旺」は
あまり参考にしないほうが良いですね。
(注)
十二補運の算出については
我が身の陰陽の違いで
十二支の進みが逆になる
「陽順陰逆説」もあります。
ですが、子→牛→寅→卯・・・の進みは
月や時間の進みを表すものです。
昼の次に朝が来たり
春の次に冬が来るのは
全くおかしな話です。
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